幼い頃から掃除が苦手で,今もどちらかと言うと得意ではありません。
独身時代はいわゆる「汚部屋」に住んでいました。仕事が激務だったため家のことがほとんどできなかった・・・というのは言い訳でーす。でへへ(笑)
単に掃除自体が面倒でねぇ・・・足の踏み場もなく,かろうじて睡眠スペースが確保されている。そんな部屋に住んでいました。当時の彼氏(現在の夫)が来るときだけ,ものすごい勢いで掃除していましたよ。
もちろん,持ち物のほとんどをクローゼットにぎゅうぎゅうに押し込めてね・・・(笑)
こんなオサレハウスに住みたい・・・
そんな私ですが。結婚して子供が生まれてから,少しずつ掃除が好きになりました。
最初は「床にモノが落ちてたら子供が誤飲しちゃうかもしれない。危ないから拾わなきゃ」「ホコリはアレルギーのもとになるし,なるべくキレイにしておかなくちゃ」みたいな感じで,義務感からでした。
義務感から始めた掃除だけど継続してみると,床にモノが何もない部屋ってとっても居心地がいい!!って思い始めた。
ただ,育休も終わり仕事に復帰してみると・・・全然時間がないんです!
子供の世話や他の家事に追われて,掃除にかける時間なんて全然ない。
そこで,「掃除の時間はあえて作らない!スキマ時間にやる!」ことを決めました。
実際やっていることはこんな感じ↓
- トイレ行くついでにトイレ掃除
- 皿を洗うついでに五徳を洗う・コンロ&シンクを磨く
- 子供の食べこぼしを片付けるついでに,ハンディクリーナーでカーペットを掃除
- テレビの付け消しのついでに,テレビとテレビ台周りをクイックルハンディでホコリ取り
などなど。何かのついでにできる事を細々と続けています。
ただし元々が嫌いの私なので,掃除のノウハウはほとんど持っていない。
結果・・・すぐ汚れる。ぐぬぬ。
もっと効率よく,楽に掃除できないかな・・・って思ってた矢先に見つけた本がこちら。
“世界一”のカリスマ清掃員が教える 掃除は「ついで」にやりなさい!
ここでちょっとクイズなんですが,世界一キレイな空港ってどこだと思います?
羽田空港らしいですよ。(←答え言うの早いなw)
著者の新津さんは,羽田空港の清掃員500人を束ねるリーダー。つまり掃除のトップ・オブ・プロ!お掃除マイスターです。
(余談ですが,新津さんのお仕事の様子は,NHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」で取り上げられ,2015年度最高視聴率を獲得したそうです。見たかったな。 )
この本の良かった点
- 予防掃除のやりかた
- 時間があるときの「しっかり」そうじについても書いている
- マンガがある(マンガ大好き!)
- 掃除方法や洗剤・掃除道具について図や写真も豊富(分かりやすい)
- 玄関・キッチン・風呂など,場所別の掃除方法が書かれている
- 使う道具がシンプル
- 掃除道具のメンテナンスにも触れている
- 汚れの種類別の掃除方法
雑巾ひとつとっても,絞り方・持ち方が色々あり,プロならではのテクニックすげー!って思いました。
そして,ただのテクニック集ではない。
汚れの種類についての解説が多く,その落とし方についてきちんと書かれている。
なんだろう・・・お掃除の教科書的な感じですね。基本中の基本が書いてある。
普段の私は,買った本は一回読んだら売るなりして処分することが多いです。
ですが,この本については何度も読み込んでいこうと思いました。書いてあることを自分のモノにできるまで。(分からないことがあった時に開く『辞書』みたいな感じで使う予定。)
もう少し書いてほしかった!という点
網戸掃除の方法。窓ガラスやサッシの掃除については4ページぐらい割いて書いてあったんだけど,網戸については,1ページの8分の1ぐらいのスペースにちょろっと書いてあるだけ。
網戸ってすぐ汚れるし,普段から窓を開け閉めするときに気になってたんですよ。
これもついで掃除できんのかな-?ってとこが知りたかったんだけど,普通のお掃除の手順がさらっと書いてあるだけだったので残念・・・。
網戸まで「ついで掃除」するのはやっぱ難しいのだろうか。
印象的だったフレーズ
新津さんがおっしゃるには,
極論,「掃除はタオル1本でピカピカになる!」
そうです。
大変興味深い。
ただし私の場合,極度のめんどくさがりでです。雑巾絞りすら面倒と思っちゃう。平日は時間が無いので特に。なので,雑巾使うなら休日かな・・・。
ちなみに私は,平日の掃除にキッチンペーパーとアルコール除菌シートをフル活用。コンロやテーブル,床にもバンバン使って使い捨て。多少コストはかかるけど必要経費として割り切る。
また,以下の2つは私の考えと同じだった。「これで良かったのね!」って嬉しかった箇所。
毎日の掃除は完璧じゃなくていいんです。「見えるところ」,「触れるところ」だけやれれば十分。
仕事も育児も家事も,全部完璧にできない。
個人的な考えで,しかも極論だけど・・・。
仕事・家事・育児,それらを全部足して100点になればいいんじゃない?って思います。手を抜くところは抜かなくては。
小さなスペースから取りかかろう!
これは,私が以前書いた記事で,「お気に入りのスペースを作って,そこは絶対に汚れないように死守する」って書いたのですが,これと少しだけ近いかなって思う。
小さいところから取りかかれば,掃除へのハードル下がりますからね~。
ちなみにこの本を読んでたら,夫が「おっ,こにすけが掃除にめざめたか!がんばれー!」と言ってきました。がんばれ!じゃねーよ(笑)
この本で身につけたお掃除テクを夫にも伝授して,彼も一緒に巻き込んで行こうと思います!
ちゃんちゃん。
★今回紹介した本はこちら↓(Amazon)
“世界一”のカリスマ清掃員が教える 掃除は「ついで」にやりなさい!(著:新津春子)
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